F1 Miami

2022年5月、MTD USAは、ハードロック・スタジアムで開催されたマイアミ・インターナショナル・オートドロームでの第1回F1グランプリで、唯一の臨時給水パートナーを務めた。このイベントは30万人以上の来場者を集め、10年間のパートナーシップの最初のレースとなった。

ポイント＆数字

MTDの国際チームは、5つの大陸から13人の専門家を集め、6週間にわたり、イベントのための包括的な仮設水インフラを設置するために精力的に活動した。その範囲は以下の通り：

使い捨てプラスチック削減のため、冷却装置付きフィル・ドリンキング・ステーション36カ所を設置

パドック・ビルに9つのVIPトイレと7つのキッチン・ステーション、PITビルに8つのVIPチーム・トイレ・クラスタ

ハードロック・スタジアム内の14のチーム・ホスピタリティ・キッチンへの水道接続

20のトイレ・クラスターと48の飲食売店、140のシンクがサーキット周辺に設置されている。

メイン・メディカル・センターと放送＆解説者用コンパウンド・キッチンのサポート

リクエスト

F1マイアミグランプリの主催者は、MTDの専門知識を活用し、レース会場の仮設水道全体を管理した。これには、VIPエリアやチームホスピタリティエリア、トイレ、飲食売店、メディカルセンターへの給水接続が含まれ、すべてのイベントゾーンで一貫した安全な給水が確保された。さらにMTDは、使い捨てプラスチックごみの削減というイベントの目標をサポートするため、36カ所のフィル補給ステーションの設置も任された。

課題

新しく建設されたサーキットで初めて開催されるイベントであったため、このプロジェクトでは、進展する作業範囲に対応するための迅速な適応と緻密な計画が求められた。ハードロック・スタジアムを含むマイアミ・インターナショナル・オートドロームに広がる大規模な会場の水インフラを調整することは、特に複数のVIPエリア、キッチン、公共施設を接続する際に、ロジスティクス上の難題となった。また、すべての設備が現地の規制を遵守し、安全な飲料水基準を維持することも重要であり、現地の水ラボによる現場での監視と検査が必要となった。

実績

MTDは、マイアミ・グランプリに包括的で信頼性の高い給水システムを提供し、30万人を超える来場者の安全と満足を確保することに成功した。36カ所に設置されたフィルステーションは、来場者に便利で環境に優しい水分補給の方法を提供し、イベントの持続可能性の目標に貢献した。プロジェクトの複雑さと規模にもかかわらず、MTDの専門知識と国際的な協力体制がシームレスな実行を保証し、第1回マイアミGPを大成功させるとともに、10年間のパートナーシップにおける今後のイベントの舞台を整えた。